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VSOP-2(7/7)

次世代電波天文衛星ASTRO-Gの開発中止が決定したようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000032-yom-sci

アンテナの精度が出ないので去年から事実上の予算停止に陥っていたからなぁ。その時点でこの事態は予想できた。LUNA-Aでさえ10年間も開発が出来たのに予算停止をISASから言い出している時点でかなりムリがあったんだろう。
110707
VSOP(VLBI Space Observatory Programme=VLBI技術による人工衛星天文台計画)って名前になったのは宇宙科学研究所と国立天文台の酒飲み教授が命名したからだww
流れてきた情報を見ているとあまり需要がないような事が書かれていた・・・超楕円軌道の電波望遠鏡とのVLBIならかなりの事が出来るんじゃないかと思うんだけどアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計ALMAの方が使い勝手がいいのかな?




このASTRO-Gの開発計画によって追いやられた計画がある。
木星・トロヤ群小惑星探査計画
http://www.jspec.jaxa.jp/activity/images/ikaros/pic_09_l.jpg
大型ソーラー電力セイル実験機(工学実験衛星)なのでMUSES-Dと名付けられただろう。文字通り「はやぶさ」の次世代計画だ。
選定でASTRO-Gがプロジェクト化決定した時にネットで検索していると、どこかの引退した教授がASTRO-Gありきの偏った発言をした記事を書いていてかなり胡散臭かったのを覚えている。計画では質量は1.2tだ。これって・・・M-Ⅴで打ち上げる気がなかった事がわかる。M-V1号機で打ち上げた初代VSOPこと電波天文衛星「はるか」。VSOP-2より軌道は小さい。それでもキックモータを使わないと軌道に乗せられなかった。1.2tもの衛星をM-Vで打ち上げられるとは思わない。
考えれば、この頃からISASの理学者は糸川教授から受け継がれてきた理学&工学のペアを見捨てて工学者を自分たちの研究のための手足程度にしか考えなくなったのだろう。
「研究用の衛星を打ち上げるためならミューロケットでなくてもいい。でっかいロケットならHⅡAがあるじゃないか」

まぁ、この時ソーラー電力セイルが負けていなかったらIKAROSはいなかったわけだ。
M-Vが廃止になって「あかつき」がHⅡAでの打ち上げになったのでペイロードに余裕が出来た。それでIKAROSを開発して乗せられるようになったんだから皮肉なものだ。しかも「あかつき」軌道投入失敗でIKAROSはフルサクセスだもんな。
1107072



今のJAXAの予算ではソーラー電力セイルは何年後になるのかわからない。アメリカは・・・IKAROSレベルよりかなり初期段階で足踏み中なのでこの分野では日本が世界一。10年くらいは優位だろう。
IGSと「きぼう」でJAXAの予算はかなり食われているからなぁ(-_-;)

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