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日本の商業ロケットの先行きは暗い(8/9)

日本のロケット打ち上げは盆と正月にある。

と言われていたりするが年間190日しか打ち上げ可能期間がないのである。予備期間があったり特殊打ち上げ条件に対する措置はあるけど例外だ。
「はやぶさ」は小惑星に行くって事で例外措置。一人の糖尿病患者を作り出した。連日の漁協関係者との腹を割った話し合いの結果だそうな。的川教授(現・名誉教授)いつもいつもご苦労様ですm(__)m


先日、ついに通年打ち上げが可能となった!
(正確には来年度から)
年間17機との制限はあるが今の打ち上げ状況からすると問題には全然ならない。イプシロンが想定以上に稼働率がよくなり、HⅡAシリーズの海外受注が入りまくり、観測ロケットの打ち上げまで圧迫するならともかく、そんなのは10年以上後になってから考えればいい夢物語だ。


宇宙関係の本を読んでいると思うのは種子島のHⅡAでは宇宙ビジネスは不可能だって事だ。
最大の懸案事項である打ち上げ期間は今回、解決した。
次に問題なのはアクセスの不便さであろう。

種子島が遠い。
ってのは問題でもなんでもない。鹿児島乗継も入れれば飛行機や高速船で行く方法はある。
問題はロケット本体と衛星の輸送だ。
HⅡA(Bも含む)は愛知県の三菱重工で作っている。これを海路で輸送するのだ。
この類の危険物は国際法上、輸送会社は料金を十倍までふっかけていいらしい。さすがに最近は成功続きなので10倍って事はないだろうがそれなりに割増料金を取っているだろう。

最大の問題。
海外から衛星打ち上げの受注を受けても衛星を運ぶのが困難。
種子島は新しい種子島空港を作ったが滑走路は2000mだ。大型衛星搭載可能な飛行機は離着陸が困難だ。運輸多目的衛星「みらい(仮名)」(ひまわり6号の前身・打ち上げ失敗)は鹿児島空港に飛行機で運んで陸送・船便・陸送で種子島宇宙センターに運んでいたそうだ。なんて無駄な輸送。そのあとに作った種子島空港がなぜ、その対策を講じて滑走路を作らないんだ?
さらに滑走路から宇宙センターに行くには縦割り行政のせいで衛星搭載トラックが通れないようなトンネルしか作られなかったらしい。これは解消したらしいが詳しい事は不明。オレも現地に行った事ないからね。

さらに種子島には衛星のスポンサーを招待できるような場所がない。
衛星を打ち上げる会社にとっては保険がかかっているとはいえ1回の打ち上げに100億円近くかかる大事業だ。ロケットを利用してもらうからにはそれなりの接待も必要。アリアンロケットはビジネスとしてそのあたりはしっかりとしているらしい。
スポンサー&取材陣を(ヨーロッパ系の打ち上げ施設がある南米ギアナまで)招き寄せてパーティー攻めしたところで打ち上げコストに比べたら微々たるものだ。
JAXAが種子島の閉館しようとしているいわさきホテルを買収したとかきいたがそのあたりとも関係あるんだろうか?

国際的な航空ショーで海外の苛烈な販売促進のなか自ブースでいつもボーーーーッとしている三菱重工あたりでは売り込みはムリだと思う。
現在のHⅡAシリーズ打ち上げは三菱重工であり、すべに海外受注に関してはJAXAは他人事である。
もっとも三菱移管前のJAXAが受注作業をしていたかと言えばそんな気配は感じた事も無い。


現在の受注はサブペイロードとしての韓国衛星が一機だけである。
自国のロケットが信用できないので他国のロケットに頼るのを)バカにしてはいけない。日本だって放送衛星は商業化してからはアメリカかヨーロッパでしか打ち上げていない。
日本国内でさえHⅡAはその程度の評価しか受けていない事を三菱重工は肝に銘じなければいけないだろう。

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