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M-Ⅴ

明日、相模原にある宇宙科学研究本部でM-Vロケットのお披露目がある。
ほとんどがホンモノの世界最高の固体燃料ロケットだ。
読み方はミュー-ファイブ。宇宙研の人はエムゴって呼ぶ。


ほとんどホンモノってのは一部が再現されたり展示用になっているから。
先端のフェアリングは本来コルク素材で出来ているので雨に弱い。
実際の打ち上げ直前も雨が降ったら片付けてドライヤーで乾燥させていたって話があるくらいだ。

1号機 MUSES-B『はるか』電波天文衛星
3号機 PLANET-B『のぞみ』火星探査機
4号機 ASTRO-E     X線天文衛星  失敗
5号機 MUSES-C『はやぶさ』工学実験衛星(小惑星探査機)
6号機 ASTRO-EII『すざく』X線天文衛星
8号機 ASTRO-F『あかり』赤外線天文衛星
7号機 SOLAR-B『ひので』太陽観測衛星

これは打ち上げ順。
2号機で打ち上げる予定だったLUNAR-Aの観測装置“ペネトレータ”の開発が(10年ほど)遅れたため、衛星本体が劣化して打ち上げに耐えられなくなって計画中止。その間にセレーネ計画(かぐや)が進んだのでセレーネB計画か海外の計画にのっかる可能性あり。

4号機で1段ロケットが不具合起こして失敗したので5号機以降は大幅な設計変更が行われている。
でも使える部品は極力利用する宇宙研!
(オネアミスの翼では「出る予算は解体費だけ」だが宇宙研は「そんな予算があればロケットにまわす!!」でJAXA統合時に「金やるから使わない設備は撤去してくれ!お願いだから」と頼み込まれたらしいw)
6号機に2号機用の使える部品はまわしたそうな。(主に1段ロケット)


金星探査機PLANET-Cを打ち上げるためにM-V9号機を建造しようとしたけどM-Vの廃止が決定してしまったので部材が中途半端にあまったらしい。
(廃止決定の半年後にPLANET-CをM-Vで打ち上げる旨が官報に書かれて突っ込まれた。中央官庁でさえ、「官報を読んでいる人がいるんですね」とい感覚だそうな。 松浦晋也のL/Dより)




そんなわけで2号機用の余りと、使わなくなった9号機用。
それに展示用部品を取り付けて展示です。

さて・・・・表示を何号機にするか!?
「展示だから“1”が無難か」
「“1”は内之浦にある。」
「思い切って“9”なんてどう」
「いやいや書かなくていいんじゃないか?」
「構成品を考えれば“2”だろう。」
「“7”って数字が俺は好きだ。」
「“3”!!(アホになって)」
(宇宙科学研究本部公式のISASメールマガジンより抜粋)

一応、フィクション交えているらしい。・・・がホントかぁ?
“はやぶさ”の名称募集時に“たんしょうほうけい”なんて書いた人もいるくらいだしw


とりあえず何号機になっているかは明日にならないとわかりません。
特別公開の時に実物を見よう。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm2786583

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コメント

日本の自主技術で開発され、世界最大性能の固体ロケット、世界最高価格で、これで打ち止めとは寂しいです、日本の国産固体燃料ロケット技術の高さを示した偉業をたたえて展示されるのは、宇宙マニア達のあこがれです。

投稿: 日本の固体ロケットはナンバーワン | 2008年10月17日 (金) 13時55分

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